子供が生まれたら、将来のために加入を考えるのが学資保険ではないでしょうか。
しかし、その子どもが未熟児だった場合、「未熟児は学資保険に加入しにくい」などと聞いたことはありませんか?
「未熟児は本当に学資保険に加入しにくいのか」ということと、その詳しい理由について、詳しく解説していきます。
もくじ
そもそも未熟児って学資保険に入れるの?
まず初めに、未熟児の子供が生まれた場合、「学資保険」に入れるのがどうかについて書いていきます。
子供が学資保険に加入するための基本条件
子供が学資保険に加入するために必要な条件は、契約者が健康であることです。
子供の将来のために加入するのが「学資保険」ですから、子供が未熟児であった場合、心配になるるでしょうが、未熟児であっても、ほとんどの会社で契約が可能です。
学資保険の契約者、つまり保険に加入するのは「子供自身」ではなく「両親のどちらか」であるという点がポイントになります。
加入時に問題になるのは、子供の状態ではなくて、契約者となって保険料を支払っていく保護者の健康状態です。
そのため、契約者が健康であれば、子供が未熟児であっても、学資保険の加入には問題がないといえます。
未熟児NGの保険はこれ
しかし、「学資保険」はOKですが、未熟児が加入出来ない保険があります。
それは「医療保険」です。その大きな理由は、未熟児の場合、ほぼ全員入院経験があるためです。
入院治療経験があると、ほとんどの場合、医療保険の加入が出来ません。
しかし、未熟児には「未熟児養育医療制度」という、国の医療保障がありますから、急いで医療保険に加入しなくてはならないということもありません。
未熟児だと、医療保険が必要なのでは…と考えがちですが、国の手厚い医療保障制度がありますから、あわてて加入を考えなくても大丈夫です。
学資保険は未熟児でも加入できる
繰り返しになりますが、「学資保険」の契約者は子供でなくて親ですので、かんぽ保険以外は特に問題なく加入出来ます。
子供が未熟児だからと言って、加入を断られることはありません。
ほかの保険と同じように、契約者となる保護者の健康状態に問題がなければ、たいていの場合、問題なく加入できるでしょう。
学資保険の加入条件ってどんなもの?
学資保険も、加入条件はほかの保険と同じで、契約者が健康であれば加入できます。
子供が未熟児であっても、契約者が健康であれば加入できるのです。
そもそも学資保険は、親に何かあった時に、経済的な部分で子供の将来を守るためのものです。
契約者は保護者ですから、一番チェックされるのは、保護者の状態です。
学資保険なら未熟児でも加入OK?
結論から言うと、ほとんどの保険会社の学資保険は、子供が未熟児であっても加入できます。
ですから、ほとんどの保険会社の「学資保険」は「子供が未熟児だから加入が出来ない」ということはないのです。
ただし、かんぽ生命だけは違います。かんぽ生命は、保証内容が違うため未熟児では加入が出来ない条件となっていますから注意が必要です。
もし、「かんぽ生命の学資保険に加入したい」と考えている場合は、いつになれば加入できるのか、電話などで直接問い合わせて、加入が可能になる時期を確認してみるのが良いでしょう。
未熟児でも加入できる「学資保険」5社をピックアップ
一昔前は、「学資保険」といえば、現在のかんぽ生命のもとである郵便局がほとんどをカバーしていました。
ですから、今でも「学資保険」というと、かんぽ生命の保険であるという印象が強いのではないでしょうか。
しかし、現在は違います。
かんぽ生命だけでなく、多くの保険会社が「学資保険」を販売しているので、自分が求める必要な条件によって、多くの会社と多くの種類の商品の中から、自分の希望に合ったものを選択することが出来るようになりました。
これは、子供が未熟児であっても同じことです。
ここでは、未熟児でも学資保険に加入OKな保険会社の中から、返戻率の高さなどの条件で、お勧め5社を選んでみました。
ソニー生命の学資保険
「ソニー生命」は、現在学資保険を販売している会社の中では、最も高い人気を誇っています。
その一番の理由は、他社と比較した場合、ダントツで返戻率が高いことが挙げられます。
他社が軒並み返戻率を下げている中、安定した高い数字を保っているということが、人気のポイントです。
ソニー生命の「学資保険」には
- 中学・高校の入学時にも祝い金が発生するⅠ型
- 大学入学時に重点が置かれていて、保険金全額が給付になるⅡ型
- 大学入学時から5年間、毎年保険料が受け取れるⅢ型
などの様々なプランがあるため、選択肢が広いことも魅力の一つです。
>> ソニー生命の学資保険の詳細はこちら
明治安田生命のつみたて学資
「明治安田生命」の学資保険は、他の学資保険より払込期間が短い学資保険です。
そのため、保険料は高めの設定ですが、その分返戻率も高くなっています。早めに保険料の払い込みを終えて、余裕をもって学費を準備しておきたい場合に向いています。
満期保険金額が280万円以上の設定契約になると、さら返戻率が上がります。
JA共済の「こども共済」
3年目から割戻金が発JAの「こども共済」は、年払にしなければならないという条件は付きますが返戻率が104.7%という非常に高い数字を保っています。
生し、いつでも引き出せるのは、急な出費などに備えられるのがいいです。
割戻金の額は、毎年一定でありませんが、返戻率の高さとともに、お勧めのポイントになっています。
一度に1年分、12ヶ月の保険料は、経済的に余裕がないと無理ですが、それができれば様々な大きなメリットを持つ学資保険です。
>> JA共済の詳細はこちら
フコク生命「みらいのつばさ」
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」は、保険金受け取りの選択肢が少ないのは難点ですが、シンプルな契約条件でわかりやすい学資保険です。
フコク生命は、中堅どころなので、大きくは目立ちませんが、返戻率は長年にわたって、かなり高い水準を保っています。
余計なものが付いていないシンプルさは、他の部分での調整や計画が立てやすいという点でポイントが高いです。
>> フコク生命「みらいのつばさ」の詳細はこちら
日本生命の「ニッセイ学資保険」
「日本生命」の学資保険は。満期受取金が300万円を超えると、返戻率が高くなる学資保険です。
保険料は高くなりますが、多めの満期金を、高い返戻率で受け取りたい場合におすすめです。
祝い金ありと祝い金なしのプランがありますが、高い返戻率と満期保険金の受け取りに重点を置きたい場合には、祝い金なしのタイプを選ぶとよいようです。
>> 日本生命の「ニッセイ学資保険」の詳細はこちら
ここでは、未熟児でも加入が出来る「学資保険」のおすすめとして、5社を上げてみましたが、この他にも未熟児が加入可能な「学資保険」を販売している会社はたくさんあります。
かんぽ生命以外の保険会社であれば、未熟児だからと言って、学資保険の加入が断られることありませんから、1社と言わず複数の保険会社から、興味のあるもの気になる「学資保険」の見積もりの資料を出してもらって、じっくり検討したうえで判断して、加入を決めるようにしたいものです。
- 将来必要な教育費は、いくらくらいになるのか
- 保険料は、月に換算して、いくらくらいになるのか
- 一括払いと月払い、どっちが特になるのか
- 自分生活で無理のない範囲の保険料はどのあたりか
こういった点をよく確認したうえで、学資保険加入の話を進めていきましょう。
未熟児が加入できない学資保険は「かんぽ生命」
何度も書いていますが、かんぽ生命の学資保険は、その契約の保証内容から、未熟児の加入が出来ないという、数少ない学資保険です。
そのため、今回は説明を省こうと思いましたが、やはり「学資保険」の元祖として、スルー出来ない点があります。
長年の実績や高いネームバリューから信頼が厚く、返戻率が決して高くなくなった現状であっても、根強い人気を保っているため、少しだけ補足しておきます。
かんぽ生命の学資保険は、ほかの保険会社の学資保険と比較して、確かに返戻率が飛びぬけて高いわけではありません。
長年の蓄積によって、しかし、ソルベンシーマージン比率と呼ばれる保険金の支払い能力がダントツに高いのです。
これは、財務的に安定している確かな証拠なので、将来の不安を少しでも取り除く意味で、学資保険の加入時期が少し、待てるのであれば、かんぽ生命の学資保険への加入を考えてもよいと思われます。
不安だらけの未熟児の保険加入を検討するならプロに相談を!
ここまでは、未熟児であっても、ほとんどの会社の「学資保険」に加入するのにあたっては問題がないことをお話ししました。
しかし、実際に「学資保険」に加入するとなると、心配なことや分からないこと、疑問点など、たくさん出てくると考えられます。
そう言った時にどうしたらいいのか、解決策を書いていきます。
一人で悩まないで聞いてみよう
未熟児だけでなく、どんな場合でも同じですが、保険に加入するときは、あれこれと考えて思い悩むものです。
しかし、悩んでいるうちに時間がってしまって、せっかくの最適な加入時期を逃してしまう可能性もありますので、早い時点で保険のプロに相談して、解決のお手伝いをしてもらった方が間違いがありません。
実際に契約する場合、どのようなことを、学資保険によって保障してもらいたいのか、家庭によって異なりますから、保険を知り尽くしているプロの意見を聞くことは一番の解決策になります
大切なお子さんの未来のために加入する、大切な学資保険です。前もってわかっている疑問などについては、加入前に解決しておくことが大切です。
無料保険相談サービスなどを利用して、保障内容や保険料など、細かい点や疑問、よくわからない部分などを、時間をかけてしっかり説明してもらったうえで、納得し理解してから加入を決定しましょう。
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