この前学資保険に加入しようと思いファイナンシャルプランナーの人に相談に行ったら、生命保険を勧められた・・・どうして?
子供の未来のために今から貯蓄をしたいけれど、生命保険と学資保険、どっちがいいんだろう・・・。あなたは今、保険の種類で悩んでいませんか?
将来のお子さんのために貯蓄をしようと思っている保護者の方は多いと思います。
これからかかる学費、生活費、また自分達に万が一のことがあった時のための保障もつけておきたいですよね。
将来のための貯蓄としてお子さんが小さな頃から保険に加入しておくことは正解です。
こちらの記事では生命保険と学資保険の違いを詳しく紹介いたします。
どちらの保険に加入しようか迷われている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
もくじ
生命保険と学資保険の大きな違い2つ
はじめに生命保険と学資保険の違いをあらわす、それぞれの目的を紹介いたします。
生命保険と学資保険はそれぞれ目的が違います
生命保険と学資保険は同じ保険でもそれぞれ保険の目的が違います。
生命保険と学資保険の目的の違い、また大まかな概要を紹介いたします。
生命保険の目的】
まず生命保険は契約者の人に万が一のことがあった時の保障のための保険です。
生命保険には大きく3種類あります。
「定期保険」と「養老保険」と「終身保険」です。
「定期保険」は一定期間の払込みで保険金が受け取れる制度です。
いわゆる掛け捨ての保険になります。
「終身保険」は定期保険と違い、保障が一生涯つづく生命保険です。
払込みするお金は定期保険より割高になってはしまいますが、契約者に万が一のことがあった時にも備えられます。
「養老保険」の場合保険期間は一定となります。
保険料を払っている間に契約者が亡くなってしまった時に死亡保険金を受け取ることができ、保険期間が満期に達した時にも満期保険金を受け取ることができます。
基本的に死亡保険金と満期金は同じ金額です。
生命保険は残った家族のための生活費や、亡くなってしまった契約者の葬儀費用、また老後の準備資金などに使われるのが一般的です。
学資保険の目的
学資保険の最大の目的は、お子さんが将来中学校、高校、大学へと進学する時に向けて学資準備金を貯蓄するための保険です。
学資金を受け取るタイミングは保険会社のプランによって異なり、祝金という制度のもと、学校に入学するタイミングでこまめに学資金を貰えるプランもあれば、満期保険金でまとまった金額を貰えるプランもあります。
また学資保険には「貯蓄」を重視したタイプのものと「保障」を重視したタイプのものがあります。
貯蓄を重視した学資保険は返戻率が高く、効率的に学資金を貯蓄することができます。
また「保障」を重視している学資保険は、契約者に万が一のことがあった時は払込みが免除され満期保険金を受け取ることができたり、医療保障をつけたりすることができます。
育英年金が付いている学費保険もあります。
お子さんの学費をお子さんが幼いうちから貯蓄しておきたい人に学資保険はおすすめです。
学資保険ではなく生命保険を選ぶメリット2つ
つづいて生命保険と学資保険、どちらに加入しようか迷っている人のために、それぞれの保険のメリットを紹介いたします。
はじめに生命保険のメリットを紹介いたします。
低解約返戻型保険の場合、学資保険よりも返戻率が高くなります
低解約返戻型保険の生命保険を選んだ場合、返戻率が高くなる可能性が非常に高いです。
低解約返戻型保険とは、保険料を払っている間に解約した際の返戻金が安くなる代わりに、支払う保険料が安くなっている保険です。
返戻率だけを見た場合、返戻率の高い学資保険と生命保険に返戻率の差はないのですが、生命保険は満期が来ても満期保険金を受け取らずに据え置きをすることができます。
そして据え置きにすることで徐々に返戻率を上げることができるのです。
学費だけではなく、お子さんのために少しでも多くの貯蓄を残しておきたい人は低解約返戻型の生命保険がおすすめです。
学資保険の保障よりも、契約者が亡くなった際の保険金が高額である
学資保険の中にも、契約者が亡くなった際の保障があるプランはあります。
しかしあくまでも学資金の範囲なので、残された家族の生活を保障できるまでの金額ではありません。
生命保険の最大のメリットは契約者に万が一のことがあった際の保障の充実です。
学資保険の場合契約者が亡くなってしまった時も満期が来るまで満期保険金を受け取ることができません。
しかし生命保険の場合なら契約者が亡くなってすぐに保険金を受け取ることができます。またいつでも解約をして保険金を受け取ることが可能です。
万が一の保障という点では生命保険により多くの強みがあります。
生命保険ではなく学資保険を選ぶメリット2つ
つづいて生命保険ではなく学資保険を選ぶメリットを2つ紹介いたします。
こまめに祝金を受け取ることができ、入学準備金にあてられる
生命保険にはない学資保険のメリットとして、祝金の制度があります。
生命保険の場合解約しないと保険金を受け取ることができませんが、学資保険の場合プランによってはこまめに受け取ることができます。
小学校や中学校の段階からお子さんを私立に入学させたい場合、まとまった学費が早い段階から必要になります。
そんな時に入学準備金などが必要になるタイミングで受け取れる祝金は大変助けになるシステムです。
必要な時にこまめに学費にあてられます。
また保険会社によってはお祝金を貰える年齢、金額などを変えられるオーダーメイドプランの学資保険もあります。
必要な時に必要な分、学資金を受け取ることができますよ。
自動的に払込されるので支払いを忘れることがない
学資保険の支払いをする時、ほとんどが口座引落や給料天引きになります。
なので自分達で貯金を管理するよりも忘れることがなく、確実に溜めやすいです。
さらに保険会社によってはクレジットカードで支払いをすることも可能です。
学資保険の場合まとまった金額を払込みするので大量にクレジットのポイントを貯めることができます。
また祝金などを受け取るタイミングなどには保険会社から連絡が来るので、忘れずに活用することができます。
確実にお子さんのために学資金を準備したい人におすすめです。
そして万が一学資保険を途中で解約することがあっても、元本割れしてしまうこともありますが、生命保険よりは返戻率が高い状態で返金されることが多いです。
生命保険と学資保険を組み合わせることも可能です
ここまでそれぞれ生命保険と学資保険の特徴を紹介してきましたが、それぞれの良いところを得るために、生命保険と学資保険両方に加入することもおすすめです。
両方に加入する際、学資保険には医療保障や契約者に万が一のことがあった際の保障をつけず、返戻率が高いプランに加入することをおすすめします。
学資保険は学資金の貯蓄に専念し、保障は生命保険で補うという組み合わせ方です。
まとめ
いかがでしたか?学資保険と生命保険にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
しかし大切なのは、保険に加入する上であなたにどんな目的があるのか、またどんな保障が必要なのかを事前に確認しておくことです。
学費だけではなく、家族で万が一のことがあった時のことを考慮した保険を選びたいなら生命保険に加入するべきです。
またお子さんの「学費」に重点を置いて貯蓄をしたいなら学資保険を選ぶべきです。
返戻率など気になる点もあると思いますが、まずは自分の目的に沿った保険を選ぶべきです。
それぞれの保険のメリットとデメリットを考慮して、あなたのご家族にぴったりの保険を選んでくださいね。
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