子どもの教育資金を準備しようと考えるとき、学資保険というものがあることまでは思いつきます。
しかし学資保険とはどのような保険なのか、調べないとよく分かりません。
しかも学資保険という保険商品を出している保険会社はかなり多いです。
どの保険会社にしたらよいのか?さらに分からなくなってきます。
誰かに相談しようかなと思いますが、なかなか思いつきません。
こんなときに役に立つのが保険の相談に乗ってくれる相談会社です。
この保険相談の会社がまた結構たくさんあります。
そんなあなたに適切な相談相手となる保険相談の会社をご紹介して参ります。
学資保険(こども保険)の選び方
学資保険は、正式名をこども保険と呼んでいる会社もあります。
その目的は、教育資金を貯めることです。さらにその貯める期間の保障をするのが保険です。
学資保険はなぜ必要?
学校教育に掛かる費用はどれくらいでしょうか?
高等学校における学費
公立 | 私立 | |
1年間の学費 | 409,979円 | 995,295円 |
3年間の学費総額 | 1,229,937円 | 2,985,885円 |
(1年間の学費)=(学校教育費)+(学校給食費)+(学校外活動費)
高校でかかる学費は、上記の表には現れていないものがあります。特に私立学校では、入学初年度には入学金が必要となりす。
私立の中高一貫校でも、高校進学時にはまた入学金が必要です。
さらに施設整備費とか寄付金などいろいろ費用がかかります。
大学における学費
国公立大学学費 | 私立大学(文系)学費 | 私立大学(理系)学費 | |
入学費用 | 796,000円 | 940,000円 | 1,033,000円 |
在学学費 | 4,388,000円 | 5,968,000円 | 7,092,000円 |
学費総額 | 5,184,000円 | 6,908,000円 | 8,125,000円 |
参考元:日本政策金融公庫「平成25年教育費負担の実態調査」より
大学における学費は、上記のようです。
やはり大学入学のためには、200万円くらいはは用意しておきたいですね。
私立大学(理系)だとさらに100万円以上の追加が必要です。
そのためにも学資保険に入って、教育資金を準備しておくことは必要です。
学資保険のメリット
学資保険は子供の将来の教育資金を貯めるのを目的とした保険です。生命保険に分類されている保険です。
保険会社と契約すると、決められた保険料を(毎月)支払って、銀行に貯金するのと同じように、保険会社にお金を貯めます。
そして満期時(高校進学時の15歳満期、大学進学時の18歳満期など)になると、満期金を受け取れるようになっているのが学資保険です。
したがって学資保険は貯蓄機能を持っています。
しかし貯金と違うところは、保障を付けられるところです。
すなわち保障機能も持っています。
最も重要な保障は、契約者本人(通常は親)が契約期間途中で万が一の事態(死亡または高度障害者)になったとき。その時点以降の保険料の支払いは免除され、さらに満期保険金は全額受け取れる保障。
これ以外にも特約として、保障を付けられますが、保険料が掛かりますので慎重に行う必要があります。
学資保険の決め手となる「返戻率」
学資保険は教育資金を積立てるのが目的ですから、払い込んだ保険料の総額(元本)に対して、給付総額がどれくらいプラスされて戻ってくるのかが問題です。
この給付総額と払込総額の割合(%)を「返戻率」と呼びます。
返戻率の計算方法は次の式で表されます。
給付総額÷払込総額×100=返戻率(%)
「給付総額>払込総額(元本)」であれば返戻率は100%以上になります。
このようになる学資保険を貯蓄型保険と呼び、貯蓄に向いた保険です。
「給付総額<払込総額(元本)」であれば返戻率は100%以下になります。
このようになる学資保険を保障型保険と呼び、元本割れではありますが保障を重視した保険です。
したがって「返戻率」の高低が保険商品の良しあしを決める一つの重要な要素となります。
学資保険の選び方
教育資金を積み立てるのを主な目的とした学資保険を選ぶ場合、どのような選び方をするのが良いのでしょうか?
次のような手順で考えましょう。
- 学資保険は必要か?
- 何時入るべきか?
- 貯蓄型・保障型、どちら?
- 満期年齢を選ぶ(大学入学時?など)
- 保険金額(受取る満期金、支払う保険料)
この他にも次のような点も確認しておきたい。
- 契約者となる親の加入している生命保険などの保障内容
- 家計を圧迫せず、無理なく支払える保険料の額
学資保険の相談をしよう
保険相談の会社はたくさんあって確認しきれませんが、ネット上でよく見かけるものに限って取り上げてみましょう。
- 保険のビュッフェ
- 保険のマンモス
- 保険の窓口
- 保険見直し本舗
- Lifull保険相談
などが有名で人気が高いです。
この中で「保険のビュッフェ」を参考にして、保険相談の会社の様子を紹介しましょう。
保険のビュッフェ
「保険のビュッフェ」に相談すると、次のような対応があります。
経験と実績があるFPが必ず対応してる
FPとはファイナンシャルプランナーのことです。詳しくは後述します。
「保険のビュッフェ」と提携しているFPは、保険や家計の見直しに関してベテランの方が多数います。
ひとりひとりの家計にあった保険を数多く提案してきた方々ですから、相談者の家計にあった保険も的確にアドバイスすることができます。
保険のビュッフェで取り扱う保険会社は複数社ある
「保険のビュッフェ」と提携しているFPは、複数の保険会社の保険商品を取り扱います。
そのため異なった保険会社の商品を組み合わせることにより、保障内容の充実した保険を提案することができます。
もちろん、同じ保障内容であれば、一番安い保険料の商品を選択して全体の保険料を抑えることができます。
FPに相談できるから保険以外の相談も可能
お金周りに関する相談なら対応することが出来ますから、お金を上手に活用する術を教わることが出来ます。
納得のいくまで何度でも無料で相談することができる
保険の相談は、1回の面談ですぐに決まるものではありません。
1回目の面談では、家計の将来設計などを把握・決定してから、必要な保険に関する相談やアドバイスで終わることが多いようです。
そのため保険と家計のバランスを調整するなど、大抵2~3回の面談を経て、納得のいく保険に加入しています。
FPによる強引な勧誘は一切ない
「保険のビュッフェ」では、提携しているFPに対して強引な勧誘行為を行わないことを条件にしています。
もちろん優秀なFPは健全な常識を持っていますので安心です。
ファイナンシャルプランナー(FP)とは?
ファイナンシャルプランナー(Financial Planner)とは、ファイナンシャル(財政上)のプランナー(立案者)という意味です。
一番最初にすることは家計の診断です。
ライフプランを作成するためには重要な基礎です。
その他にも、長期の貯蓄計画や資産運用、住宅購入、企業のリスクマネジメントに関する助言もします。
いわゆるお金の専門家です。
日本ではようやく最近知られるようになってきましたが、金融先進国アメリカでは、弁護士や医師と並んで知名度が高く、個人の生活を支えるアドバイザーといて定着しています。
ファイナンシャルプランナーのタイプ
FPには企業に属しているFPと、独立したFPがいます。
企業FP
銀行、証券、生保、損保、不動産会社などに所属するFPです。
所属企業で扱う商品の提案などを行います。
独立系FP
特定の企業に属していないFPです。
FPの活動スタイル
活動のスタイルで3つのタイプに分けられます。
①実務家タイプ
実際に金融商品や不動産を取り扱っているFPです。
資産運用、不動産、保険などFPによって得意分野は異なります。
特に保険を中心に扱うFPには、
- 個人事業所を開業しているFP
- 乗合代理店で業務を行っているFP
- 来店型ショップで業務を行っているFP
などがいます。
②コンサルタントタイプ
時間当たりの有料コンサルティングを中心に活動しているFPです。
また税理士、社労士など、本業の付帯業務として行っているFPもいます
③講師や著述者タイプ
講演や原稿執筆を中心に活動しているFPです。
実際の商品を取り扱った経験が少ない場合もあります。
「保険のビュッフェ」を他と比較
「保険のビュッフェ」と保険会社や保険ショップとの違い
運営者 | 保険のビュッフェ | 生命保険会社 | 保険ショップ |
誰に相談するの? | FP(ファイナンシャルプランナー) | 営業マン | 店舗営業 |
相談担当の経験は? | 一定の年数を超えた経験者のみ | 新卒からベテランまで様々 | ショップによっては未経験入社もいる |
取り扱える保険会社数は? | 複数会社 | 自社のみ | 複数会社 |
どこで相談するの? | 自宅・近くのカフェ・直営店舗など、お客様の指定の場所 | 自宅・近くのカフェなど、お客様の指定の場所 | 店舗 |
どんな人に向いてる? | 質の高いアドバイスをじっくり受けたい方 | 加入したい保険商品が決まっている方 | 気軽な雰囲気で提案を受けたい方 |
代表的な保険ショップ
保険ショップ名 | 相談の仕方 | 店舗数 | 詳細 |
保険のビュッフェ | FP訪問 | 全国各地へ訪問 | 何度でも相談は無料 |
Lifull保険相談 | 保険ショップ | *店舗 | 何度でも相談は無料 |
保険のマンモス | FP訪問 | 全国各地へ訪問 | 何度でも相談は無料 |
保険の窓口 | 保険ショップ | 500店舗以上 | 何度でも相談は無料 |
保険見直し本舗 | 保険ショップ | 202店舗 | 何度でも相談は無料 |
まとめ
学資保険や各種保険のことを無料で相談できるのは有難いことです。
ただし、相談が無料である理由は、保険ショップは保険会社の手数料で運営されているためです。
学資保険と終身保険では、手数料が違うそうです。また保険会社によっても手数料が異なるようです。
この辺りにFPの判断が左右されるかも知れません。
説明を受ける方もある程度の勉強はしなければなりませんね。
コメントを残す