学資保険の受け取り方とは?一番メリットが大きい受け取り方は?

学資保険の受け取り方とは?一番メリットが大きい受け取り方は?

お子さんが小さい時期から、将来のためにコツコツと積み立ててきた学資保険。満期を迎えて、まとまった保険金を手にするときは、感激もひとしおです。

しかし、受け取り方によっては、メリットのなる場合とデメリットが生じる場合があるのをご存知ですか?

せっかく積み立てた満期保険金を受け取るのですから、必要な時期に最もメリットの大きい受け取り方で手にしたいですよね。

ここでは、学資保険を受け取る際の注意点について、様々な面から詳しく解説していきます。

学資保険の満期金の受け取り方法って種類があるの?

「学資保険」の満期保険金の受け取り方法は、大きく分けて2つあります。以下に記載していきます。

満期保険金を一括して受け取る方法

まず一つ目は、満期になった時、満期保険金を一括で受け取る方法です。

もっともポピュラーな方法です。大学や専門学校に進学するときに発生する入学金や授業料をカバーするために適した受け取り方です。

満期保険金を年金のようにして受け取る方法

もう一つは、満期保険金を一括で受け取るのではなく、年金のようにして毎年分割で受け取る方法です。

入学後に毎年発生する授業料や、生活費などをカバーするために適した受け取り方になります。

ここまでは、受け取り方の種類について書いてきましたが、次の章では、受け取る際の細かい手続きについて書いていきます。

学資保険の満期保険金を受け取るときに必要な手続きって?

もしかして、あなたは「学資保険は満期になったら、何もしなくても自動で振り込まれるもの」と思っていませんか?

しかし、学資保険は、満期になった時に必要な手続きをしないと支払われません。

ここでは、どのような手続きをすればよいのか、説明します。

最初に「満期が近づいています」という通知が届く

学資保険は、満期を迎える時期が近づくと、保険会社からその旨を書いた通知が届きます。

もしくは、通知と並行して、電話などで担当の営業職員から連絡があります。

この時の連絡で、満期金を受け取る時期や、受け取る為に必要な書類などの案内があり、必要なものが分かります。

必要事項を書いた書類を返送する

前の項で書いた通知には、満期金の支払いのために提出しなければならない書類が同封されています。

返送用の封筒が入っているはずなので、必要事項を記入した後、保険会社に返送します。

この「書類に記入して返送する(もしくは担当者に提出する)」ということが、満期保険金の受け取りには必須となります。

大切なことなので、しっかり覚えておいてください。

必要な書類などについて

前項で書いた「書類の記入返送(提出)」の際には、いくつか必要なものがあります。

それは、

  • 学資保険の保険証券
  • 契約時の印鑑
  • 契約者であることを証明するための身分証明書
  • マイナンバーの分かるもの

などが、一般的に必要とされているものです。(保険会社によっては、さらに必要な書類がある場合もあります。)

なお、書類を提出する際、記入が間違っていたり、提出しなければならない書類が不足していたりすると、一度では済まずに、何度もやり取りが必要になり、時間も労力もかかります。

ですから、書類を提出するにあたって、分からないことや疑問が出たりしたときには、そのままにせず、契約の担当者や保険会社の担当部署に電話で問い合わせるなどして、しっかり確認してから記入・提出するようにしてください。

学資保険、満期金に税金がかかるってホント?

前章までは、満期保険金の受け取り方法と受け取る際の手続きについて書いて来ましたが、ここからは、「満期保険金」にかかってくる可能性がある税金について、解説していきます。

なぜ税金が関係するの

学資保険は、自分で積立てているものなのになぜ税金がかかるのか?と思いますよね。

それは、自分で積み立てていたものだとしても、学資保険が満期になり、まとまった金額の満期保険金を受け取ることになるからです。

学資保険の満期保険金は、200万円など、かなりまとまった金額を受け取ることが多いですね。そのため、一時的ですが収入が増えたとみなされてしまうのです。

受け取りの経緯や契約内容によって、課税される税目は違ってきますし、課税にならない場合もありますが、学資保険の満期保険金であっても、課税対象の例外ではないのです。

それでは、次の項から、学資保険にかかる税金について解説します。

満期保険金に税金がかからない場合

まず初めに、税金がかからない場合について書いていきます。

学資保険の満期金は、一括で保険金受け取った場合、「一時所得」という税目に区分されます。

「一時所得」に対する税金は、下記の式で算出されます。

  • (満期保険金-支払った保険料)-特別控除50万円=一時所得

満期で受け取る保険金が、支払ってきた保険料の総額+50万円以上であった場合、その差額が「一時所得」となり、この金額に対して税金が課税されるのです。

現在、学資保険の返戻率は以前より下がっているので、かなり高額の契約でない限り、満期保険金の受取額が、支払った保険料の総額より50万円以上多くなることはほとんどありません。

ですから、この場合は、税金が発生する可能性は低いと言えます。

満期保険金に税金がかかる場合

しかし、同じ金額の満期保険金の受け取りであっても、税金が発生する場合があります。

満期保険金が同じ金額であっても、税金がかかる場合があるのです。

どういうときに税金の対象になるのかというと「学資保険の満期保険金を年金のように毎年分割で受け取る」場合です。

学資保険の満期保険金を、一括で受け取る場合の税金の区分は「一時所得」となり、ほとんどの場合、税金の該当にならないことは前章でお話しました。

ところが、満期保険金が同じ金額であっても、一括で受け取るのではなく、年金のように分割で受け取る条件にしていると、かかる税金の区分が変わるのです。

「一時所得」扱いではなく、「雑所得」扱いとなるため、区分だけでなく計算方法も変わります。

雑所得の計算方法は以下のようになります。※学資保険の満期金を分割して受け取ることを学資年金と言い換えます

  • 学資年金月額-(学資年金月額×払込保険料総額÷満期保険金総額)=雑所得

満期保険金を200万円、返戻率115%、学資年金月額を40万円で5回に分割して受け取るとして、簡単に計算すると、雑所得として算出される金額は約5万5千円になります。

この分が、課税の対象になるのです。

同じ金額でも、受け取り方の違いでは、税金の区分が変わるため、課税されることになるのです。

意外な盲点!確認しておきたい加入内容

そしてもう一つ。これは、意外と知られていないことなのですが、満期金が、前述した条件をすべてクリアしていても、「一時所得」扱いにならない場合があります。

それは、「契約者が親で保険金の受取人が子供」になっている場合です。

「学資保険」は「受取人が誰になっているか」によって、税金の対象区分が変わるからです。

「契約者(保険料の支払い)」と「満期金や給付金の受取人」が、どちらも親になっていれば、満期で受け取る保険金は「一時所得」となりますので、前の章で書いたように、ほとんどの場合税金が発生することはありません。

しかし、「保険料の支払いは親で、保険金の受取りは子供」だった場合、子供自身が保険料を支払ってきたわけではありませんから、満期保険金の受取は、親からお金をもらうこととみなされます。

そのため、「親からまとまった金額のお金をもらう=贈与」となるので、「贈与税」が発生することになるわけです。「贈与税」の計算式は以下のようになります。

  • (贈与された金額-基礎控除額(一律110万円))×税率=贈与税

つまり、満期保険金が110万円以上だった場合、その差額に税金がかかるのです。

同じ満期保険金の金額であっても、「一時所得」区分であれば税金はほとんど該当になりませんが、「贈与税」に区分されると税金がかかることになります。

次の項で、簡単な数字に置き換えて計算してみましょう。

どちらも、満期保険金200万円を受け取る場合とします。(返戻率は115%とします)

満期保険金の区分が「一時所得」になる場合

「一時所得」の計算式は満期保険金

  • 200万円-支払った保険料の総額174万円(200万÷115%)=26万円

となります。

この26万円から、特別控除額の50万円をひくと-24万円になり、差引額はマイナスなので、税金はかかりません。

満期保険金の区分が「贈与税」になる場合

しかし、同じ満期金額であっても「贈与税」区分になる場合は

  • (満期保険金200万円-基礎控除額110万円)×税率(200万円の場合10%)=9万円

となり、9万円もの税金が発生してしまうのです。

税金の区分が変わる原因はたったひとつ「保険金の受取人が誰か」ということだけです。

「受取人が誰になっているか」によって、満期保険金を受け取る際に、かかる税金の種類が変わってくるため、税金が発生する場合があるということを覚えておいてください。

学資保険、一番メリットが大きい受け取り方はこれだ

ここまで、「学資保険の受け取り方」について、色々な点から解説してきました。

結論から言うと、「契約者と保険金の受取人」を両方とも親にしておき、「保険金は満期時に一括で受け取る」のが、最もメリットが大きい受け取り方となります。

実際に満期保険金を受け取ってしまってから、税金が発生する事が分かって、あわてることのないように、保険の契約内容については、前もってしっかりと把握しておきたいものです。

ですから、学資保険が満期を迎える前に、早めに一度、保険証券を取り出して、契約者名と保険金の受取人名を確認してみてください。

もし、疑問を持ったり、分からないことがあったりした場合は、保険会社の相談窓口などに連絡し、必要な手続きをとっておくことが大切です。

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